撮影時、露出アンダーで撮影するのは正しいこのとなの?

こんにちは、Bashicoです。良く最近のプロカメラマンさんの達はRaw現像を目的として撮影するならな露出をアンダー気味にしたほうが良いというよな事を言っているようですが、まっRaw現像という所にポイントを置くと色々と見えてくるので、私なりに今回は持論を書いてみようと思います。

 

何故、露出アンダーが良いのかって

色々Googleで検索していると、Raw現像が目的の場合、白飛びすることを避けるために露出をアンダー気味に撮影する事をお勧めするような事を目にします。はたしてそうなのでしょうか。写真って芸術でもあり、記録でもあり、私の様に自己満足でもありですよね。ですから、それは綺麗に撮れた方がいいし、少しはレタッチを覚えて撮影+創る楽しさを味わいたいものですよね。
そんな意味でRaw現像が目的だと撮影後パソコンでソフトを使いなんでもできちゃうから、白飛びさえなければ何とでもなるみたいな風潮が多すぎですよね。
はたしてそれで良いのでしょうか。

 

露出アンダーはすでにデータ量を失っている。

白飛びが嫌だからって事自体、私にはいまいちピントきません。
実は、露出アンダーで撮影するとRawに保存されるデーター量が減るんです。まっ当然ですよね、白飛び避けて、黒つぶれが増加する事もありますから、当然の結果です。折角Raw現像するのにデータが減るのはちょっと違うと思いませんか?
私は良く風景写真を撮る時にしていることですが、まず自分なりの適正露出で撮影をします。それから3枚露出を変えて撮影します。勿論夕暮れなんかでは刻々と状況が変わるのでそんな呑気な撮影はできませんが、それ以外時間的に余裕がある場合、プラス3枚撮影をします。
これは自宅に帰ってからパソコンでソフトを使い3枚の写真をHDRにして楽しんだりもしているからですが、本来は別の露出写真を見て仕上げの参考にしたりしていたりします。
撮影現場では、実は白飛びはいくらでも修正というか対策ができます。フィルターワークですね、NDフィルター使ったり、ハーフNDフィルターを使ったりして白飛びを防いだり、露出補正ではなくカメラのピクチャーコントロールで明るさを抑えたりといった具合でしょうか。

 

露出アンダー撮影は正しいのか?
この画像は、露出を変えた3枚の写真のファイルの大きさです。
露出補正-1、0、+1と設定して撮影をしましたが、+1が一番ファイルが大きいですね。
これは+1が適正で白飛びすることなく明るく撮れているからです。
-1はファイルが小さいですね、それだけ必要としているRawデーターの量も少ないという事になります。
これで、結論はでちゃうと思います。私はHDR様に撮影したのでこの-1もちゃんと活用できましたが、普通なら暗いので、ソフトで明るくすると細かい画像の劣化も生じますし、失敗作になりかねません。

 

 

 

 

これが実際の写真になります。3枚目が一番ファイルが大きくて=情報量も多い。

 

Raw現像するからいいや~

私の知り合いでもカメラの設定はすべて自動で、Raw現像撮影をしている方がいますが、多少暗くてもソフトでレタッチするからいいやって言われてます。ですが最近はフィルターワークも学んだようで、NDフィルター買ったりして悩んでますね。結局はJpegのままでちゃんと綺麗に撮影出来てるかって事が凄く大切だし、撮影の楽しさでもありますよね。
ホワイトバランスも最近はスマホアプリで確認できるし、またグレーポイントをちゃんと合わせたりすることもとっても大切だと私は思うのです。
折角一眼レフ使うのだから、ちゃんと初歩的な事はやるべきだと思うのです。
私は、リュックにグレーポイント用の紙を持って撮影に行きます。
まっ私の使っているカメラはホワイトバランスが自然光オートなんてモードがあり、これがかなり性能が良いのでグレーポイント撮影しないでって事もかなり多いですが。
ポートレート撮影なんかでは、白を優先モードをつかっていたりしますが、帰宅して写真を見るとやはり違う色でがっかりしたりします。
意外と室内は様々な光が有るので、グレーポイント使わないと偽色っぽくなったりしますね。
それでもソフトで色温度を下げると、なんとなくイイ感じなってしまうので、それで良しみたいな気分になりますが、実はきちんとグレーポイント使って撮影したほうが肌の色も含めて綺麗に写ることは私が言わなくても事実ですね。

 

風景写真でもそうですね、きちんとグレーポイントを使って撮影したほうがリアルな色が写ります、帰宅して、あれ?ってなりませんせんね。思い出色になってはつまらないっですよね。

 

Raw現像ソフト、ニコンCapture NX-D

ニコンのRaw現像ソフトCapture NX-Dですが、Adobe,Lightroomのように様々な機能は付いてませんので、それこそカメラ設定した内容が重要になってきます。
Lightroom では必殺技「かすみ除去」があるので、なんでもかすみ除去かけて、自然な彩度、彩度をあげると、くっきり鮮やかな写真になるので、これで良し!ってなりますね。
夕焼け写真も必殺技「かすみ除去」つかうと、なんだか写真が上手くなった気分になりますが、ふと元画像見て、哀愁感じちゃうんですよね~私もしばらく、必殺技「かすみ除去」にお世話になりました。
最近はあまり使わなくなりましたね。
Capture NX-Dを使うと、かすみ除去機能がないので(それっぽくは調整できる)やはりカメラ設定と露出補正がシビアになってきます。
カメラの特性ですが、夕焼け撮ると、夕焼けは暗いからカメラが自動で明るくしてしまうんですね、ですから夕焼けの色を出すには露出補正で少しマイナス補正すると綺麗になります、これよく誤解されますが、夕焼け=ホワイトバランスの数値を上げるって言われてますが、それも確かにそうですが、実際の夕焼けは季節により青い部分も綺麗だったりしますので、一概にホワイトバランスを日陰にしたり曇り空にして画面をオレンジにすることはないんですよね、露出補正でマイナスすれば色は濃くなります、また太陽部分の白飛び対策にもなります。
但し、前景部分がシルエット状に暗くなるので、その辺りが難しい所ですね。
私はカメラの液晶画面見ながら、欲しい光が写るギリギリを探してマイナス補正しています。
それでもだめならRaw現像でシャドー、ブラックを調整してますが、カメラ設定をしっかりしていれば微調整で済みます。
Capture NX-Dでは露出の微調整とアンシャープマスク、トーンカーブを良く使いますが、この3つでほとんど対応できちゃうので問題ありませんね。

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