こんにちは、今回はモノクロ(白黒)写真の楽しみ方を書いてみようと思います。最近私はインスタグラムでもモノクロ(白黒)写真をアップしたり、500pxでは、ほとんどBlack and white、つまりモノクロ(白黒)写真をアップしてます。日本に比べて海外のSNS、500pxはモノクロ写真の人気が根強く、沢山の写真がアップされてます。ファインアート系やアンティークな仕上げ、古色ですね。とっても楽しむことができます。海外では日本のカメラマンに主流の顔は白く仕上げてフェードをかけてフィルム調って感じのポートレート写真はあまり存在しないのです。日本固有の仕上げ方で日本でだけ流行していることが良く解ります。まっモノクロってとっても奥が深いので私なんかが語れるわけない仕上げですが、入り口だけね、書いてみますので、ご一緒に勉強しましょうね。br
何故、モノクロ(白黒)写真なのって考えてみる。
ノスタルジックって言葉があります。
遠い懐かしさを感じさせる、得がたいもの、失われたものなどに対して、心惹かれ、思いを馳せ、憧れや恋しさを抱くさまなどを意味する語。主に「郷愁」と訳される。かつて過ごした故郷をしみじみと懐かしむ気持ち(懐郷の念、望郷の念)として想起されることが多い。「ノスタルジックな気分になった」などと表現する。
weblioより抜粋
こんな意味ですね、ノスタルジーはフランス語らしいですよ。
まっ、モノクロ(白黒)写真と言えばノスタルジックってイメージが強く出ると思います。
ですが、デジタルカメラの時代では、時を、経年変化をデジタルで簡単に表現できてします。
箪笥の奥に仕舞い込んだ写真アルバムを開き経年変化したカラー白黒写真のプリント見るように、今撮影した写真をデジタル処理で表現できてします。
私も大好きなフジフィルムのデジタルカメラは、カメラでフィルム調を選択出来てノスタルジックな絵が撮れてしまう、凄い時代ですよね。
時が立つ、古めかしい、懐かしいではなく、今はそれを作ることができるんですね。
今は、高性能なデジタルカメラがあるので、ノスタルジックと違ったモノクロ写真の仕上げが簡単にできます。
フィルムのような粒子がなく、超綺麗なモノクロ写真、光と影を白と黒で表現する、ファインアートですね。
湖も白だけで表現して、そこにある岩、樹木だけに黒を使い表現する、ものすごい幻想的な絵になりますよね。
って感じで、白と黒だけなので、自分なりに写真を見て色を想像したり、カラーでは見えてこない、感じにくい物語を想像出来たり、音楽同じように写真を聴いて、見て想像できる楽しさがあると思うのです。
モノクロ(白黒)写真を楽しむには、
モノクロ(白黒)写真を楽しむには、カメラでモノクロ設定をして楽しむ方法と、現像ソフトで楽しむ方法がありますよね。
デジタルカメラは白黒で撮影しても、後からカラーに戻せます。またカラーで撮影しても現像ソフトで白黒、モノクロ写真に変換できるのでとっても便利です。
ですが、予めモノクロ(白黒)写真に仕上げようと思った場合、撮影に注意が必要です。
勿論、カメラの設定を白黒にしてあれば、その場で液晶画面で確認できるのですが、カラー設定のままですと、自分の思ったような白黒写真になっていない場合があります、まっ現像ソフトで色々調整はできますが、結構大変かもしれないので、白黒設定で撮影をする事をおすすめします。
今日はモノクロームフィルムを入れたんだって自分に言い聞かせて撮影をしましょうね。
レンズ一体型のデジカメ、デジタル一眼レフでも、最初はレンズを1本決めて街に出てみる事をお勧めします。
私は元々望遠レンズと24mm迄のレンズ以外は単焦点レンズ派なので、いつも今日は35mmで、また50mmで行こうと決めてスナップ撮りに行きます。
といっても、最近はスマホのカメラ、iPhoneのカメラも相当素晴らしい性能なので、まずはお手持ちのカメラで楽しむことがイイですよね。私はニコン派ですが、スマホはXperia 5ⅱを使ってます。ずっとiPhoneを使ってましたがSonyのカメラの性能がスマホで!ってイメージで初めてandroidスマートホンにしました、使い勝手はiphoneに比べると恐ろしく使いずらいですがカメラの性能は最高に満足です。
新品で15万円以内、中古なら6万円台で買える、最高のカメラはフジフィルムのX-T3が超オススメ!
15万円って決めれると我らがニコンでもZ50という高性能なカメラをお勧めしたい所ですが。フジフィルムがいいですよ~プロのカメラマンでも趣味というかフィルムファンの方は必ずフジフィルムのXシリーズを持っていますよ。それだけフジフィルムのフィルム製造80年の歴史とノウハウが詰まったカメラなんですね。
海外でもフジフィルムは人気があります、普通のデジカメとはひと味違う意味での高人気なカメラですよ。
唯一無二のカメラが富士フィルムX-E3ですね!
さて、ここからは実際の写真と現像ソフト等のお話を書きますね。
モノクロ(白黒)仕上げの写真の紹介、実写。
ここからは何枚かの写真で見て頂けたらと思います。
私がいつも使っているのは、ニコン純正ソフトのCapture NX-D,Adobe Lightroom、Adobe Photoshop、Nik Collection,Luminaer4です。今回はLightroomとPhotoshop、Nik Collectionを使ってモノクロ(白黒)写真を仕上げました。今回の写真は最初からモノクロ仕上げを意識して撮影したものではなく、なんとなくモノクロが似合う?表現しやすい?と感じた写真を使いました。
写真の腕は大したことないので、ご勘弁を。
まずはこの写真ですが、SNSのProfileのトップ画像用に加工しましたが、試しにモノクロにしたら結構気に入ってしまいました。モデルさんの表情がモノクロの方がストレートに素敵な感じで、生き生きしてる感じになりました。
そうなんです、モノクロにすると余計な色情報が印象に残らず、モデルさんの表情が直接脳に伝わる感じですね。
Photoshopで白黒加工しました。
元の写真です。露出調整のみです。
- ハイキー仕上げ
- アンティーク仕上げ
Nik Collectionは数年前までGoogleが無料で配布していた、なんとも今になっては信じられない高性能なレタッチソフトです。
今回は、フィルムをフジネオパンACROS100を選択して仕上げてます。
- 元の写真
- アンティーク調
この写真、左側のアンティーク調は、色あせた感じが凄く好きで、良く使う仕上げ方法です。Nik CollectionでフィルムをフジネオパンACROS100を選択して仕上げてます。
フジネオパンACROS100は中盤カメラ用のモノクロ(白黒)フィルムです。
- 元の写真
- ハイキー仕上げ
左が元の写真で右がモノクロ、ハイキー仕上げです。写真クリックすると拡大しますので見てみて下さいね。
モノクロハイキー仕上げの方が、モデルさんの表情がなんとなく生き生きしていると感じます。余計な背景の色が飛んだ分、表情が強調されてモデルさんの表情が強く感じる写真になったと思いませんか?
モノクロ(白黒)写真は人物の写真に向いてる?
実は私もモノクロこそポートレート(人物)写真って思ってました。そして街中でのスナップ写真ですね。これはインスタグラムやTwitterでも結構モノクロでアップしている方がいますね。でも海外ユーザーには数的にまったく少ない日本人ですね。
夜景、イルミネーション等、風景などではやはり色が有る方がいいですよね!って私も思ってましたし、モノクロはプロが昔からアート作品として使ってるイメージが多くて、正直風景でモノクロって敷居が高いイメージで全く今までは仕上げたことが無かったのですが、やってみると奥が深くて、今はかなりはまってます。
- 夜景も綺麗に色を想像できる1枚になりますね。
- 紅葉の華厳の滝、これはPhotoshopでモノクロに仕上げました。
さて、モノクロ(白黒)写真はいかがですか?興味が無かった方も表現の一つとして、是非試してみてください。