さて、早速なので、身近なものを撮影してみました。
実は、既にポートレイトでは使ってみたのですが、写りは凄いですね、立体感とボケ具合は素晴らしいレンズですが、使いづらい部分もありまして、撮影をした写真も掲載しつつ、その辺の感想を書きますので読んでみてくださいね。
Carl Zeiss Milvus 2./135 ZF.2
質量:1059g、フィルター径:77mmだけあり、大きいですよね、Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2より大きくて太さもあります。
慣れてしまうとあまり重さや大きさは意識しないレンズでもあります。
Carl Zeiss全般ですが、鏡筒が金属ですので、今の時期(冬)は、外で撮影をしていると、とっても冷たくなります。
触った質感は凄く良いですが、冷たいですよ。
ですから、撮影をして帰宅したとき、部屋が暖かい場合、私は1時間程度は玄関でバックに入れたまま放置してます。
そのまま、温かい部屋に入れてしまうと、レンズが結露しますので、これは天体望遠鏡なんかと同じですね。
手間はかかりますが、金属の質感はとってもイイ感じです。
ピント合わせが難しいと思う理由。
お気づきだと思いますが、0.8m~∞で鏡筒の長さが変わります、ラバー製のピントリングが見えると思いますが、実はピントリングと一体でその先の鏡筒が回転するのです。
ですので、とってもピントリングが重いのです、最近は少し慣れてきたせいでしょうか、少し軽くなった様な気がしますが、初めてピント合わせをしたときは、正直、その重さで自信喪失したのでした。
それと、手持ちで撮影する時も、ピントを合わせているとき、レンズの重さと、ピントリングの重さで、なかなか苦労します。
そして、三脚を使っても、かなり微妙なピントを合わせる時に、重くて苦労します。
ですが、これは何度も使って慣れてしまうしかないと思う重さです。
このレンズを私の様に初心者が憧れだけで購入する場合、このダブルの重さを覚悟して購入して頂きたい。
ですが、性能はCarl Zeissですから、重さを克服する意味は十分にあると思うのです。
最近のAFレンズはほとんどが、ピントリングにトルクがなくて、超軽く回りますから、逆に微妙なピント合わせが厳しいときがありますよね、まっAFレンズは特殊な場合を除き、AFでカシャって感じですよね。
動きモノにはAFが超便利ですからね!
135mmで最短撮影距離0.8mは凄い事です。
Carl Zeiss Milvus 2./135 ZF.2を買おうと思った時、検索してもまともな実写レビューは、国内ではマップカメラさんのサイトだけでした、フォトヨドバシさんにも実写レビューが無く、かなり不安になりましたが、AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VRで135mmに合わせて画角を見てみたりして、後はf2.0だから、この画角でもっとボケが凄いんだろう~って判断するしかなかったのです。
Carl ZeissのMilvus シリーズは、特に実写レビューが少ないのです。
まだ新しいレンズと言う事、高価でMFだからマニア向けで有ることがレビューが少ない理由なのでしょうか。
実際最短距離に近い0.8mでの撮影は、f2でもかなりシビアなピント合わせが必須となります。
マクロ撮影に近いような感じでしょうか~1:1とは比べ物にはなりませんが、LVで拡大表示してピントの移り変わりを楽しむ事は出来ます。
フィルター径77mmで揃えてます。
フィルターワークもあります。
私の持っているレンズでフィルター径が77mmのもの
・Carl Zeiss Milvus 2.8/18 ZF.2
・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2
・Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF
・Carl Zeiss Milvus 2./135 ZF.2
・AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR
この6本がフィルター径77mmです、C-PLフィルター、NDフィルターを兼用できるのです。
性能ばかりでレンズを買ってしまうと、フィルターで余計な出費になります。
まっ、ズームレンズなら心配ないですけどね。
例えば、憧れのCarl Zeiss Otusは28mm、55mm,85mmの3本ですが、フィルター径はすべて違います、95mm,77mm,86mmですね、95mmのCarl Zeissで発売しているUV保護フィルターは軽く3万円オーバーですよ、かなり厳しい価格ですよね。
95mmのフィルター径は、Carl ZeissではOtus28mmとMilvus15mmだけですね。
その他で95mmが使えるとしたら、Nikkorですと、200-500mm望遠ズームレンズ等でしょうか。
86mmですすと、シグマart85mm、f1.4でしょうか。
でもOtusも85mm、f1.4ですから2本持つ理由はまったくありませんね。
77mm径って結構あるんですよね、Nikkorでは、80-400mmや300mmf4とか、シグマart、50mm、f1.4や、AF-S Nikkor 16-35mm f/4G ED VR、AF-S Nikkor 24mm f/1.4G ED、AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED、等、かなり77mmの大口径レンズはあるんですよね。
最近は、24-70mmの標準大三元ズームレンズが82mm径になってしまったので、フィルター共有出来ないんが少し辛いですね。
ニコンですと、AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8E ED VR、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDが82mmですね。
性能も大切ですが、フィルター径も気にしたい大切な要素かもしれません。
金属の光沢、質感が素晴らしいCarl Zeissレンズ。
メタルの写りがとてもいい感じなのが、Carl Zeissレンズですね!
Carl Zeiss Milvus 2./135 ZF.2も、しっかりイイ感じで写すことができます。
切り取る!中望遠レンズ。
いつものように、夕暮れの富士山を撮ると、面白みがない普通の風景写真になります。
AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VRでは70-200mmまでの選択範囲があるので、様々なことを考えながらズーミングしますよね、でも単焦点ですから、クロップで望遠よりはできても、短くはできないわけでして、とっても難しい画角だなって思いました。
特に愛車の撮影した時は、どこまで離れる?寄れる?やっぱ寄れない・・・って感じです。
逆にアプローチを変えて、愛車のあの部分を切り取って、メタルの質感を出してみよう~といったアプローチが必要なのですね。
「切り取るレンズ」Carl Zeiss Milvus 2./135 ZF.2
皆さんも、是非このレンズに限らず、中望遠レンズで、メッタ切り?してみてください。
中望遠レンズは難しいけど、なんだか期待一杯のレンズなのだろうと、今実感しているのです。
ニコンD850だからできる究極のこのレンズの使い方~汗
DXクロップで、202mm f2.0って、Nikkorならいくらするの~~~
実際は、ピントがシビアで手持ちでは厳しいのでした。