ニコン、Nikon-AF-S Nikkor 58mm f/1.4G実写、レビュー

こんにちはbashicoです。気まま・カメラでは何度かAF-S Nikkor 58mm f/1.4G(ニコン 58mm f1.4、5814G)の実写レビューを掲載してますが、この癖が強い、でも作品創りに重要なレンズではないかと最近つくづく実感中でして、今回また書いてみようと思いました。とにかく使えば使うほど不思議な魅力があるレンズです。

 

ニコン、Nikon-AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gというレンズ

ニコンでは、
高い点像再現性と自然なボケを両立する大口径標準単焦点レンズ、高い点像再現性と美しいボケ味で空間を独創的に描写する、大口径標準単焦点レンズです。夜景撮影では、開放絞りで画像周辺部の点光源までも「点」に描写し、人物や静物の撮影では、被写体の佇まいを魅力的に描きます。相反する特性が写真表現の楽しさを拡げます。
って感じで解説をしてます。
なるほど、確かに絞り解放(f1.4)で風景、夜景を撮っても点像再現性は高いと感じます。
ですが、癖が強いと言われるこのレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G)は、本当に癖が強いと実感する事が多いのです、設計上の問題からでしょうが、軸上色収差が半端なくでますし、写真全体がピントがあっているのかな?って首をかしげる様な絵が撮れますし。
被写体から少し離れると絞りを開けても被写体はクッキリ解像していたり、とっても難しいというか、言う事を聞かないとレンズというか、結果オーライ的な写りであったりと、まっ楽しませてくれるレンズです。

 

気を付けて欲しい事

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G(5814G)は、ナノクリスタルコートをしているので逆光時のゴースト、フレアに強いというのが普通だと思うのですが、実は、レンズの前玉がかなり引っ込んでいまして、防護フィルターを普通に安価なものを付けると、フィルターと前玉の間でゴースト、フレアが発生します。これもこのレンズ特有の要素です。

 

 

対処としては、フィルターを付けない、または高性能なフィルターを付ける、またはわざとゴースト、フレアを楽しむといった感じだと思います。逆光でのポートレートはとっても綺麗にフレアが出まして。ソフトフィルターでも使っているかの様な絵が撮れます。
オールドレンズ風味なんですよね、このレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、5814G)って感じる事もあります。

 

このレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G)にお勧めのフィルターをご紹介します。
私はカールツァイス(Carl Zeiss)製のUVカットフィルターを使ってます、理由は、紫外線カットしてくれることとフィルター自体にも逆光対策のTコーティングが施されていることです。
今現在、ニコンでは、アルクレストという超高性能なフィルターが販売されてますが、私が購入した当時はなかったので、ニコンの純正フィルターを使った所、結構ゴースト、フレアが出まくりだった為です。
アルクレストも当然お勧めのフィルターですね。(高価ですが)
因みに、Carl Zeissも高価です。

 

以上4つのフィルターがお勧めですが、私が一番にお勧めしたいのは、Carl Zeissとニコン、アルクレストですね。
ご予算に応じて使うとよいかと存じます。
また、交換レンズを複数お持ちの方にはステップアップリングがおすすめ

プロテクトフィルターだけでなく、NDフィルター、PLフィルターでとっても役に立ちますよ。私は72mm-77mmと77mm-82mmを使ってます。NDフィルターもPLフィルターもかなり高価なのでレンズごとに買うのは超大変ですから、お試しくださいね。
余談ですが、PLフィルターには賞味期限がありますよ、概ね3年~3年半程度です、グレーに色が変わってきたら交換時期です。

 

手放さないで、AF-S Nikkor 58mm f/1.4G

実は、このレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G)は、買ってすぐに手放す方が多いのです。後悔されている方結構多いのです。理由は癖が強いからですかね、待望の、期待膨らむ、そして初めての単焦点レンズで、しかもf1.4ですから、事前にレビューや実写をよく見ないで解説本なんか見て買ってしまうと、こんなはずじゃなかったとか、なんだろうちゃんとピント合わせてるのに画像が甘いとかといった事が理由だと思います。
ですが、このレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G)は、実はとっても写真の勉強になるレンズなんです。
よく単焦点レンズで標準レンズ、35~50mmは写真撮影の勉強になると言われますが、このレンズは特にその要素が強いです。
絞り解放で、被写体に寄ったりすると甘い画像~ソフトな画像、ポートレートで片目にピントを合わせると、そこから画質の崩壊がはじまり、柔らかくボケた写真になります、また絞り解放で風景を撮影すると、なぜかしっかり解像してくれるんです。
そんなわけで、自分が動いて被写体との距離感を勉強しながら撮影するととっても楽しいレンズなんです。
恐らく、この辺を理解しないと、超評判の高いシグマのArt 50mm f1.4なんかに買い替えちゃうと思います。
実際にsigmaのArtシリーズのレンズは文句がつけようのない高性能レンズですからね。
でも味とか、自分なりの表現とか、偶然とか考えると性能だけでないAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの魅了を感じることができると思います。
私は、ポートレートではAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gをメインにして、さらにクッキリ解像してって時には、Carl Zeiss Otus 55mmf1.4を使っています。マニュアルフォーカスですが、NIKON-D850のピーキング機能がとっても優れているので苦にならないですね。

 

ニコン、Nikon、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gこの写真は、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで絞り解放f1.4で撮影しました。色温度を少し下げてますがそれ以外は未加工です。

 

ニコン、Nikon、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gこの写真もAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで絞り解放f1.4で撮影です。
同じカメラで設定も同じ、被写体との距離感だけでここまで変わるんですね、面白いとおもいませんかこのレンズ(AF-S Nikkor 58mm f/1.4G)
そんな訳で、買って悩んでいる方は沢山このレンズで写真を撮ってみてください。自分が動くんですね、人間ズームレンズですね(笑

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、絞りで変わる光芒

さて、夜景で街灯がウニの様に写る状態がありますよね、このAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gでは絞りでどのように変わるかを撮影してみましたのでご参考になればと思います。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、実写レビューこの写真はAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで絞り解放f1.4で撮影したものです。画像クリックで拡大します。f1.4でもしっかり解像されていると思います。隅の点光源までしっかり解像してますよね。
続いて、中心にある公園部分をトリミング、絞りごとで街灯の写り方がどう変化するかを見て欲しいと思います。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f1.4でAF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f1.4で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2.0で撮影。AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2.0で撮影。少しウニのとげが・・・

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2.8で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2.8で撮影

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f4.0で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f4.0で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f5.6で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f5.6で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f8で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f8で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f11で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f11で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f16で撮影。AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f16で撮影。

 

以上ですが、絞りによって街灯の光芒(ウニ)が変化するのがよく解ると思います。
ご参考までに、ISO感度は64で統一、シャッター速度だけ変えてます、f11やf16はSS:30秒です、f16はさすがに30秒でも露出不足になりますので、露出補正をしております。ベストなのはどれでしょうか、f8~f11位でしょうかね。
今回私はスローシャッターにしてますが、ISO感度で調整をしてシャッター速度を上げても同じような結果がでると思うので、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを買ったら参考にしてみてくださいね。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの悩ましい軸上色収差

軸上色収差って、パープルフリンジとも言いますが、天気の良い日に金属を撮影すると金属面の光が強い部分が紫色になったり、室内の白熱灯で、電球の縁が緑色になったりすることです。
例えばイルミネーション等で、f1.4で撮影をすると、気持ちよく柔らかく背景がボケてくれますが、良く見ると電球に緑色の縁が付いたりします。これはレンズの設計上の問題で避ける事はできない事実なんです。
対処方法としては、少し絞る、f1.4-f2.8と言った感じですね、後はRaw現像で対処Lightroomではレンズ補正、色収差の除去で対応できます。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f1.4でポートレート撮影この写真は絞りf1.4で撮影したものですが、拡大すると鼻のラインにそって緑色の色収差が出ているんです。

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF、色収差、フリンジ解りずらいかもしれませんので画像クリックで拡大して見てください。
正直最初はがっかりしましたが、f2.2~f2.8で解消されます、今回はニコンCapture NX-Dでtif変換後Lightroomで色収差の除去で対応です。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、色収差をLightroomで除去まだ若干残ってますが、細かくコマメに調整すれば色収差は除去できますよ。

 

ご参考までに、
ニコンのGレンズ、AF-S Nikkor 35mm f/1.4G、AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、AF-S Nikkor 85mm f1.4GとAi AF Nikkor 85mm f1.4D IFはこの色収差が強くでますので、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gと同じような扱いをすると良いと思います。
その分、この4本のレンズのボケ具合は柔らかくて素敵ですね。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの口径食

えっ、口径食べちゃうの?って、って食べちゃうんですね~
口径食は、イルミネーションなんかで、中心の電球のボケは丸いのに、だんだん端に進むとレモン形になることです、仕組みはGoogleで検索してみてください。今回は写真で見て下さいね。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、口径食AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、絞りf1.4で撮影・
この口径食も大口径の単焦点レンズでは、良くあることですが、対象方法は絞ることだけだと思います。
f2.8位を目途にして絞って撮影するとだいぶ緩和されるので、後は被写体との距離感だけですかね。
最新のNikkorレンズ、Zマウントレンズは、口径食や、特に色収差は設計段階から対処されていてかなり出にくくなりました。私もZ 50mm f1.8S
,Z 35mm f1.8Sを使ってますが、絞り開放で気にせず撮影してます。ですが、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの様なレンズではなくて、最新のデジタルカメラ用に高解像度対策されたレンズです。写りは本当に綺麗です、逆光でも、夜景でも、でもAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gと比べてはいけませんがレンズが持つ個性が弱いような気がします。

 

最新のNikkorレンズ、Nikkor Z 14-30mm f4Sで撮影した写真です。ND32フィルター使用、SS6秒です。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを購入、買うなら、中古がお勧め!

このレンズAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gはいかがでしたでしょうか?
AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを買うなら、中古がお勧めです。
AF(オートフォーカス)も爆速ではなく普通の性能のレンズで、光学的にもそんなに超凄いというわけでもない、壊れる要素が少ないレンズがAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gです。元々ニコンのレンズ、Nikkorレンズは丈夫で頑丈ですから、実は中古で沢山良いものが市場に出回ってます。
ここで書いたように、買って見て期待外れで手放す人も多いので美品のレンズが結構買えるんですよ。
狙い目は、yahooと楽天市場にお店を出している「マップカメラ」さんですね、それと玉は少し少ないけどカメラのキタムラさんですね。
中古レンズは取り扱いの実績と経験が信用になりますから、まずマップカメラさんが1番で、2番がカメラのキタムラさんですね。
マップカメラさんですと、品質等級を、新品同様、美品、良品、並品、難あり品といった形で分けてますが、良品以上ならほぼ新品と言われても区別が付けづらいくらい綺麗なレンズが買えます。
私もAi AF Nikkor 85mm f1.4D IFをマップカメラ楽天店さんで買いました、良品ランクでしたが、新品と間違うような綺麗さでした、1980年代のレンズなのに驚きですよね。
新品と中古の価格差は5万円程度だと思います。
新品が16万円~17万円、中古が10万円~12万円です、だいたい中古は11万円前後で良いものが買えるので、浮いた予算でフィルターかったりしても良いですよね。
ここでも書きましたが、高性能なフィルターを使う事がお勧めですので。

 

 

最後にAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで撮影した写真のご紹介。

すべて無加工写真でご紹介です。
AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2で撮影。AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f2で撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f8で夜景撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f8で夕暮れの写真を撮影。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f1.4で撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f1.4で撮影。柔らかいですよね。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f4で撮影ですが、ギリギリまで寄るとf4でもここまでボケますよ。

 

AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gで撮影AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、f8で撮影。

 

いかがですか?写真の腕はおいておいてくださいね。1本のレンズで色々楽しめそうですよね、実はニコンには50mm f1.4っていうレンズもあります、ポートレートなんかでは50mm f1.4のボケも柔らかくて綺麗な絵が撮れるレンズです、しかもコスパが最高です。
中古でAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの半値位で買えますよ。
ですが、AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、この58mmって所が良いというか、標準と中望遠の手前の焦点距離ですね、このあたりの事もあり、被写体との距離感でボケたりクッキリしたりするのかなって思います。ニコンの58mmっていうと古くはNoct 58mm f1.2なんていう銘玉もあります。現在では中古で50万円位するプレミアレンズ、そして最新のZマウントレンズのNoct 58mmは100万円超えの化け物レンズ。
私は、オールドレンズのNikkor 55mm f1.2も持ってますが、やはりAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gが一番好きなレンズですね。
一応,Noctの血を引くレンズがAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gなんですね。
あとはAi AF Nikkor 35mm f1.4D IFが広角レンズのNoctと言われてプレミアがついてます。
是非、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを試してみてくださいね。

 

長くなりましたが、最後まで読んで見て頂けたらとっても嬉しいです、大変感謝いたします。

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