Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2を買いました。実写レビュー
実写レビューなんて私の知識ではできませんので、F値を変えて数枚の写真をCarl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2で撮ってみました。カメラはニコンD850になります。なんだか凄く綺麗に写るので驚きです。AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDの時と同じような感動を覚えたのです。

 

F値開放のf1.4からf16まで絞って撮影してみました。

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2の実力はいかに?
絞り優先モードで撮影。
(写真クリックで拡大します)

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f1.4開放
f1.4開放でISO64、SS:1.6秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f2.0で撮影
f2.0、ISO64、SS:1.6秒

 

解放からf2.8未満は、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gではちょっとかなわない写りではないかなって、私は感じました。
天気の良い日中ですと、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gはパープルフリンジも結構出ますし、Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2はほとんど出ないようですよ。
先日、河口湖でキラキラ光る湖上を撮影したら、キラキラ玉ボケが紫色でした、綺麗って感じましたが、とってもがっかりもしたんですよね~
余談ですが、私が持っていたAF-S Nikkor 35mm f/1.4Gは逆光に弱かったので売りました、AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDはパープルフリンジもほとんど出ませんし、逆光にも強いですね。

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f2.8で撮影
f2.8、ISO64、SS:3秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f4で撮影
f4、ISO64、SS:5秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f5.6で撮影
f5.6、ISO64、SS:10秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f8で撮影
f8、ISO64、SS:20秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f11で撮影
f11、ISO64、SS:25秒

 

Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2、f16で撮影
f16、ISO:64、SS:30秒
f16では露出不足ですね、ISO:64だと厳しいですね。

 

すべて、RAWで撮影して、そのままjpegに現像です。

素人の私でも解る、超解像力に感動してます。

私でも解像力が凄いと感じる、凄いレンズです。D850の高画素を使いきれる凄いレンズではないでしょうか!
デメリットは、価格がバカ高い事くらいでしょうか。
でも使ってみると、Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2の魔力に取り込まれていく感覚を感じる恐ろしい沼の中で溺れてしまうレンズではないでしょうか。
まだ、数枚撮影と、部屋の中で小物でピント合わせをしただけですが、凄いぞぉ~Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2~って感じです。
もうすでに、Carl Zeiss (カールツァイス) Distagon T* 35mm F1.4 ZF.2が欲しくてたまりません。
ご存知ない方の為に、Tって記号は、Tコーティングって意味で、ニコンで言うところのN、ナノクリスタルコートですね、ですが、Carl Zeissのすごいところは、UVレンズフィルター(保護レンズ)が純正で販売されてまして、このフィルターにもTコーティングが施されています。
ニコンで言えば、純正保護フィルターにナノクリが施されているって意味ですから、凄い事ですよね、フィルターも含めた光学設計だそうですよ。

 

MFで特にCarl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2の楽しい所!

ピント合わせは、初めての方には大変だと思いますが、Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2は最近のAFレンズと違い、ピント合わせのレンズがラバー製で軽くトルクを感じて、とても滑らかに回ります。
これは、リングを回していてとても、小気味よい感覚で、ちょっと快感です。
更に、とても明るいレンズですから、ピントがファインダーの中で(f1.4開放等)動いて行くのが良く解るレンズです。
これはAFだとフォーカスポイントを動かしてピントを合わせますが、Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2ですと、ファインダーをのぞきながらピントリングを回して、自分の好きな所にピントを持って行けるところでしょうか、これがとても楽しい作業になりますよ。
例えば、椅子の背もたれの柄がある生地でピント合わせするとその動きがとても分かり易いと思います。
そうなると、▶〇◀のインジケーターをただ見つめてピント合わせをするといったつまらない作業から解放されますね。
因みに、▶〇◀のインジケーターで通常はピント合わせをしますが、被写体でもなく、手振れや、自分の体がブレてピントがなかなか合わないのが良く解ると思います。
インジケーターがパチパチ動くでしょ?自分ブレすると。
ですから、ちゃんと基本通りの脇を締めてカメラを構えたり、下半身を安定させて構えたり、柱や壁、柵などを利用してカメラを構えるって事がちゃんと意識できるようなりますね。
性能は最高のCarl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2ですが、真面目にカメラと向き合う事が要求される凄いレンズでもありますね!

 

D850との相性は最高だと思うのです。

例えば、スナップや風景写真の時は、一脚、三脚を利用して、ライブビューでピーキング機能を使うことで、当然、時短にもなり沢山写真を撮ることが容易になりますね。
液晶画面で、ピーキング機能を使うと、超簡単にピントがあいます。
また、ピントリングを回していると、どこからピントが合ってくるって事が良く解りますよ。
絞りを開けて撮影をするときは、狙った所にジャスピンできますね。
ポートレイトでは、瞳にピント、睫毛にピント、なんて事が簡単にできますね!

 

また、D850のような高画素カメラには、これくらい解像力があるレンズを使うことで、作品も変わってくるのだろうと思います。
木の枝の1本1本綺麗に写してくれますね。
早く外に持ち出して撮影をしたいと思うレンズです。

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