プロやメーカーの実写レビューだけを見て買うと後悔する場合がありますよ。
色収差、パープルフリンジが強いAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gです。
私は、3Dハイファイレンズは3本持ってます、Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF、AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDですね、Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFは3Dハイファイの原型になったレンズといわれているので、あえて3本と書きました。
しかしながら、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED以外の2本は、大口径レンズ特有のパープルフリンジが強くでます。
これを理解して使わないと、Capture NX-Dで現像をする時、大変苦労をする、もしくはパープルのままって事になりかねません。
Lightroomでは修正が簡単にできますが、心に受けたパープルの光は修正できません。
これを作品のカラーとして使いこなせる上級者でしたら問題はないでしょう。
私は、正直かなりショックを受けました。
まっ、逆光で光に向かって水面を絞り解放で撮影した私が愚か者なのでしょう、でも建物の内部から大きな吹き抜けの高い所にある窓を写すと、パープルフリンジがでます。
これは正直、ショックです。
AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、1/8000秒、f/2.8、ISO:64、D850で撮影
SS:1/8000ですから、本来はもっと絞り撮影をするべきとはわかってますが、ちとどんな感じ?ってシャッターを押したのでした。
夜なら、ホタルイカがいるの?って感じですよね。
日中は、金属の光る部分を撮ると、やはりパープルフリンジがでます。
f2.8で撮影したのですが、中央の柵の上の部分がパープルフリンジでいっぱいです。
こちらも金属部分の玉ボケがパープルに光ってますよね。
ガラスを止めてる金具部分でしょうか、パープルに光ってます。
これはボケを強く出したかったのでf1.4開放で撮影したものです、このように日中に絞り解放で撮影をすると、そこにキラキラ光る金属があるとこの様な結果になります。
私は下手っピカメラマンですので、これを操作して撮影はできません。
とはいえ、こんなに優しくボケるのです、後ボケがトロけて溶けてますよね。
これが、私見ですがこのレンズの魔力なんだと思うのです。
少し絞ると、解像度とコントラストは素晴らしいレンズです。
ポートレイトで使うと、距離感を計算して撮影しないとボケが凄く、ボケのコントロールが難しいレンズです、でもこれは難しいというより、作品を考えて撮るということですから、楽しいレンズとも評価できるのです。
そこがこのレンズの魅力で、魔力ですね
ちなみに、AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDという最新のNikkorレンズはかなり色収差を抑えて設計されているんです。
28mmという画角が人気が無いようで、24mmか35mmを購入される方がほとんどだと思います。
私もAF-S Nikkor 24mm f/1.4G EDを持ってましたがAF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDを買うときに下取りにだしました、そして35mmにはあまり興味がない変わり者なのかもしれません。
AF-S Nikkor 58mm f/1.4G程パープルフリンジは出ていません、5814Gはf2.8でこの写真はf1.4開放ですから、だいぶ抑えられていると思います。
まっしっかりパープルは出てますが、絞り込むと完全に消えます。
f16まで最大絞りで撮影すると、完全にパープルは消えますね!
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDも同じで、少しだけパープルは残る時がありますが、最新のNikkorレンズはやはり性能が上がっていることは事実ですね、200-500の超望遠もそうですね、Gタイプのレンズは、すでに10年位前の設計が中心ですから、デジタル時代にはそろそろ限界なのかもしれません。
これからどんどん、Maide in ChinaのNikkorがでてくるのかなって思うと、寂しい思いです。
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDがすでに中国ですね、まっ設計は日本ですから性能の問題はありませんが、日本をパッシングしている国に利益が落ちるが寂しいのです。
人気もあるけど、中古品が沢山売りに出てます。
人気があり、新品は現在、メーカーで在庫切れ状態のAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gですが、中古で程度が良いものが沢山売られてます。
これはどういうことなのか。やはり、このクセのあるレンズを買ってみたけどシックリこない人も結構いるのでしょうか・・・
私がAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを手放した理由は、単純にCarl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2と比べて、Carl Zeissの色が好きになったからです。
D850で使うと、NikkorのGレンズとCarl Zeissでは、驚くほどの絵の違いがでます。
Sigma Artシリーズにも言えることで、かなりの高性能です。
AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの優しい写りは、ある意味オールドレンズ、とても解像度が高いオールドレンズ的な感覚を持っているのはわたしだけでしょう。
やはり、いくら単焦点レンズとはいえ、デジタル用に設計された最新のレンズは凄い性能だと感じてしまうのです。
ちなみに、結局絞って使うなら、単焦点のGタイプレンズってどうなのかな?って思ってしまうことが最近多々あります。
大三元ズームのAF-S Nikkor 24-70mm f/2.8E ED VRですが、色々欠点を書いているサイトもありますが、AFも爆速、Gタイプ単焦点はAFはそれほど早くないですし、写る絵もAF-S Nikkor 24-70mm f/2.8E ED VRはなかなか凄いですし、AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VRにいたっては、高コントラストで解像度もかなり高いです、今のNikkorでは1番好きなレンズです。
そんな事もありまして、一部古いDタイプレンズは残して、今の私の防湿庫にはGタイプレンズは存在しません、恐らく今後もないと思います。
MFでもCarl Zeissが好きですし、AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8E ED VR、AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR、200-500mm f5.6Eがあるので、動きモノを撮る時は十分な装備だと思います。
超広角で動きモノってあまり出番がないですよね、ですからCarl Zeiss Milvus 2.8/18 ZF.2で対応してます。
話はかなり脱線しましたが、私の意見としてはAF-S Nikkor 58mm f/1.4Gを買うなら新品ではなく、中古の美品、A品と言われるレンズで145,000円位までなら購入をお勧めします。
つい数か月前には、13万円台で沢山美品が売りに出ていたレンズです、新品でも16~16.5万円だったんですよね、AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G EDにいたっては中古品が3万円位高くなってます、私はこの価格では、買いたいと思いません。
半年前には新品同様のレンズを145,000円で買いましたが、現在19万円近い金額です、あと半年もすれば価格が下がるのではって思います。
AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G EDはゴースト、フレアが凄いですから、かなり難しいレンズですしね!
Carl Zeiss Milvus 2.8/18 ZF.2はゴースト出すのに結構な努力が必要です、AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G EDより価格も高い単焦点レンズですし、出目金レンズではないからでしょうか!
フィルターワークも77mmですから、そんなに高くないし、共有できるレンズも沢山あるサイズですね。
さて、AF-S Nikkor 58mm f/1.4Gの新品を購入する際は、私の意見も少しは参考にしていただけたらと思います。
AFでしたら、Sigma Art f1.4 50mmですとかTamuronmo選択肢に入ると思います。
因みに、プロのカメラマンさんでSigma Artの50mmを持っている人は相当いるみたいで、プロからの支持率はかなり高いようです。
タムロンは85mmの方が人気と支持率が高いですね、やはり手振れ補正が付いていて、タムロン特有のボケが人気なのでしょうか。
そんなわけで、ニコン純正に拘ると後悔するかもしれません。
D850のような高画素カメラでCarl Zeissとか使ってしまうと、Nikkorには戻りにくくなるかもですね、肌の色もNikkorはちとスッキリしないように感じるようになりました。
Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFは個人的にデザインが大好きで、クールですよねAi Af Nikkorは、ブラックにホワイトで超クールです、。
よく考えて購入する事をお勧めします。