ニコン(Nikon) Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF、実写レビュー、Capture NX-DでRAW現像

こんにちはBashicoです、今回は当サイトで人気があるニコンのレンズ、Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFを使って実際に私が撮影したポートレート写真を掲載したいと思います。Picture controlをフィルムシュミレーション(Fuji Velvia、Kodak PT Mono)を使ってNikon D850で撮影をしております。RAW現像ソフトは、Capture NX-Dで微調整をしております。ご興味がある方はご覧ください。

 

Nikon,Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFというレンズについて。

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFは通称8514Dとかいいますかね、85mm f1.4dというのでしょうか、ここでは8514Dでご紹介しますね。
このレンズAi AF Nikkor 85mm f1.4D IF、8514Dは1995年11月~2010年7月まで製造販売されたレンズです。
途中2006年にマイナーチェンジが行われ、レンズの材質、コーティングが変更されました。
2006年からのモデルには➓←このようなマークが付いているレンズもあり正確に何年からこのマークがついたかは、申し訳ございませんわかりません。
8514Dは根強いファンが結構いまして、ファンの方の大半は➓マーク無しを希望するようです。
レンズの素材に鉛入りガラスを使っているのがマーク無しだそうですよ。
さて、3期に渡り販売されてきたこのレンズですが、

  • 1995年発売モデル、製造番号200001-228679-
  • 2005年-1年間だけのモデル、300001-303107-
  • 2006年-2010年の最終モデル、400001-471619-

この様に2005年モデルだけが3100本強と一番製造数が少ない8514Dになります。
私は、この2006年からのAi AF Nikkor 85mm f1.4D IFを所有してまして、今回の使用レンズになります、もちろん➓マーク無しのレンズです。その後私は2005年レンズの美品を見つけたので買い替えました。
但し、口コミや、評判をネットで見てみると、2006年からのモデルで➓マーク無しが評判がいいようです、鉛入りレンズでコーティングが良くなったと言われてます。

 

3Dハイファイレンズの元になったレンズ、8514D

このレンズは、昨今の最新のEレンズ、従来のGレンズのFマウント、単焦点レンズで、
AF-S Nikkor 58mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、
AF-S Nikkor 35mm f/1.4G等、
ニコンが言うところの3Dハイファイレンズの基本となったレンズと言われてます。
ジャストピントがあった部分からなだらかにボケて行くのが3Dハイファイだそうです。
逆に絞りを上げる、絞るとかなりクリアで解像度がとても上がるのがこのてのレンズの特徴です。
ですので、ポートレートは勿論、風景写真にもOKなんですね、特に夜景では8514Dは別として他の3本のレンズ、35mm、58mm、105mmはサジタルコマフレアがほとんどでないのでとても綺麗な街の夜景がとれます。
サイジタルコマフレアとは、広いアングルで街の街灯等、点光源を撮影すると中心からそれた端の部分の光源が、蝶々みたいな形になることです、点を点として写してくれるのが、この3本のレンズです。

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF、8514Dでポートレート撮影。

さて、ここからは実際の写真を掲載しますので、ご覧くださいね。
使用カメラは、Nikon D850です。
尚、冒頭にも書きましたが、今回はフィルムシュミレーションをカメラにカスタムピクチャーコントロールとしてインストール、Fuji VelviaとKodak portrait Monoの2種類で撮影してます。
フィルム調なので、少しソフトな感じで仕上がっております。
Rawで撮影、Capture NX-Dで現像、現像時露出補正とトーンカーブで微調整してますがほとんどJPEG撮って出しに近い状態ですので、ご参考にしてください。

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFでポートレート撮影①

絞り:f1.6 SS:1/1600 ISO:100

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFでポートレート撮影、実写レビュー

絞り:f1.6 SS:1/1000 ISO:100

 

85mm f1.4d、ポートレート撮影

絞り:f1.6 SS:1/320 ISO:100 

 

85mm f1.4d 中望遠レンズでポートレート撮影

絞り:f1.6 SS:1/125 ISO:100

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IF、Kodackフィルムシュミレーション、モノクロ撮影

絞り:f1.6 SS:1/160 ISO:100

 

85mm f1.4d ポートレート撮影、Fuji Velvia超

絞り:f1.6 SS:1/640 ISO:100

 

Ai AF Nikkor 85mm f1.4D IFでポートレート撮影、フジフィルム、フィルム調で

絞り:f1.8 SS:1/80 ISO:100

 

シャッター速度が遅いのがありますが、ISO100固定設定していたためですね、この明るさでしたら本来シャッター優先モードでISOを100~400位が手振れ等の心配が無くなりますね。ましてD850は4500万画素ですので、神経使いますね。
ミラーレズ一眼レフでカメラ本体に手振れ補正がついているものでも、中望遠の85mm以上は、シャッター速度上げないと、手振れ以上に被写体ブレも心配になりますよね。

 

フォーカスポイントはすべて手前側の目に合わせてます。
そこからピントが徐々に崩壊してゆくのがこのレンズの特徴です。
今回は、室内でしたのでパープルフリンジ等はほとんど出ていませんが、晴天の野外では注意が必要です、ナノクリスタル、ナノクリコートされてませんので晴天の野外ではf値を少し絞らいないといけないかもしれませんね、f2~f2.8位でしょうか。

 

85mm f1.4d、古いレンズとはいえ大健闘だと思います。

いかがでしょうか、古いレンズですが、オールドレンズとまではいかないちょっと中途半端かな?っていうくらいの古さですが、写りは最新のレンズに負けていないレンズで、味もありなかなか好きなレンズです。
但し、オートフォーカス、AFが機械式なので、カメラ本体に機能が付いていないとAFが使えませんので注意が必要です。
最新のニコンミラーレス一眼レフカメラのZ7等Zシリーズには機能が付いてません。(マウントアダプターFTZが未対応ですね)
D3000番台の一眼レフカメラもAFは使えません、私が確認した限りではD7500、D500、D850、D750は間違いなくAFが使えます、恐らくDFやD一桁もOKだと思いますが、未確認ですので、ご自分で確認してくださいね。

因みにAi AF Nikkor 85mm f1.4D IF、85mm f1.4dは中古で6~7万円の間の相場ですので、AF-S Nikkor 85mm f1.4Gよりずっとお買い得なレンズです、コスパ最高ですね。

 

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