ニコンZ50,Z5,Z6,Z7 クリエイティブピクチャーコントロール「セピア」でポートレート撮影

こんにちはBashicoです。今回はニコン(Nikon)ミラーレス一眼レフカメラZ50、Z5,Z6、Z7、Ⅱシリーズに装備されているクリエイティブピクチャーコントロール「セピア」でポートレート撮影をしてみたいので公開させて頂きます。普通セピア色と言えば写真の場合経年変化で色付いた写真を想像しますよね。当然従来のイメージの仕上げをレタッチで表現できますが、今回はくすんでいないクリアな感じでフィルム調にレタッチをしてみました。使用ソフトはNikon Capture NX-DとPhotoshopです。ニコンのクリエイティブピクチャーコントロールを生かすにはLightroomは使いません。Capture NX-DからPhotoshopを立ち上げてますよ。勿論LIghtroomでも可能ですが撮影時の設定を生かすには結局Capture NX-Dでtif変換してって手間が一つ増えます。

 

クリエイティブピクチャーコントロール「セピア」について

本来セピア色って古い写真が色あせた感じと想像すると思いますが、ニコンのクリエイティブピクチャーコントロール「セピア」はちょっと違うと感じてまして、なにせ綺麗なんですよ、綺麗なセピア色なんですね、ニコンイメージングで撮影例でアップされているガラス越しのシューズの写真も綺麗なんですよね、ってことでセピアを選択しただけでは色あせた古い写真、経年変化によるくすんだ色はでないんですね。
そしてCapture NX-Dはのノイズ除去はできるけどノイズを加える機能はついていません。ノイズはいらない?って思いますよね、でも昨今はなぜかフィルム風が主流なのでノイズを加える事は普通に必要な事になってますよね、まっネガフィルムでなくポジフィルムならかなりノイズ感が少ないと感じてますが、ネガフィルムは独特のノイズ感があるので必要になりますね。

 

撮ったままの写真を重視してレタッチするにはニコンCapture NX-Dからスタートするのがベストです。

最近はどうせレタッチするのだからRaw(データ保存)で撮影するのが主流ですね、私は3年ほど前まではJpegを主にしてRawをバックアップ用にしていたのですが、Lightroomを使っていなかったからでしょうか、でも実際Lightroomを使い始めてあまりにRaw撮影した写真が自分の設定した撮影と違うので(データ撮影ですから当然)かなり悩むことになりましたよ。
でもニコン純正ソフトのCapture NX-DでしたらRawでもJpegと同じように表現されているので、最近はCapture NX-DからPhotoshopを立ち上げてレタッチしてます。Lightroomから立ち上げてPhotoshopでレタッチしてtifファイルに変換するとCapture NX-Dでは化けてしまいきちんと表示されません。

 

セピアJpeg撮って出しの写真です。


 

上の写真はJpeg fineで撮影したものです。カメラの設定、クリエイティブピクチャーコントロール「セピア」に設定、その他露出補正等撮影現場で微調整した写真です。
このままでも十分だと私は思います。さすがメーカーが作るピクチャーコントロールは完成度が高いと感じます。
ですが、綺麗!って感じで、臨場感や味もない感じがしますよね、実際撮影した時は、もっと暗くて電灯の光でモデルさんが浮き上がって、明暗差があったと思います。また、もっと真っ白に撮影したイメージだったりと色々悩みますよね、そこでこの写真をベースにPhotoshopでレタッチをしてみました。
実はデジタルカメラって、設定を色々しても完全マニュアル設定しないとカメラが自動で色々がんばっちゃうんですね。
暗ければ明るくしちゃうし、その逆も当然自動調整しちゃうんですね。
露出優先モードやシャッター優先モードが主流だと思いますが、実はカメラが調整しているんですね、ミラーレス一眼レフでしたら頑張ってマニュアルモードを使うべきですね。ファインダーで見たママが撮影できますからね。従来の光学ファインダーの一眼レフですと、結果を見ないといけませんでしたがミラーレスはすごいですね。
でも個人的にはZ7よりD850がだいすきですけどね(汗
因みに、私は色温度はスマホアプリで測ります、露出は露出計を使ってます。
ポートレート撮影時は、それでも色温度は白を優先モードです、何故なら動いてしまうモデルさんを追いかけるから一コマ一コマ細かく設定できません。ですが、それ以外はマニュアルモードです。

 

レタッチ後の写真

 

もっと明暗差を出して、電灯の明かりがあたる部分を強調、背景はボケてなんとなくオールドな画像で、都会のなにか、どこかに迷い込んだような感じ。
そんなイメージをしてPhotoshopでレタッチしました。
レタッチの流れは。

  • スマートシャープをかける。
  • ぼかし、ガウスでソフトライトで表示。
  • レベル補正でコントラスト上げる。
  • 新規レイヤーに50%グレーを設定しノイズを25加える。

こんな流れでレタッチしました。なんか変でしょ?シャープにしたのにぼかしたりね。
でも試してみて下さいね、不透明度を変えてみたりですね。
Photoshopってエフェクトかけた画像を上に重ねて表現できるので、シャープにした写真を少し柔らかくしたりとか、重ねればよいので便利ですね、微調整で不透明度を下げたりできます。白黒にして不透明度を下げると銀残し(ブリーチバイパス風)になったりしますよね。
それではもう一枚の写真のレタッチ後です。

 

 

Jpeg撮って出しより、背景がもっと白かったイメージがあるのでコントラストを上げて(レベル補正)モデルさんの色を上げて背景を白くしてみました。

 

両方の写真ともノイズを加えてますよ、数値は25です。Nikon Z7で撮影したので幅広部分が8200px位有りますから、25位かなって感じです。これはお使いのカメラの仕上げサイズで増減してみるとよいですね。Photoshopでスマートオブジェクトに変換してから(新規レイヤー、ノイズを加えるレイヤー)ノイズを加えると、簡単に数値変更できますね。

 

ご参考までに。
レベル補正とトーンカーブってかなり似ていて、同じような効果が表現できますね。
私はトーンカーブが苦手でして、理由は簡単で、どうもS字とか逆S字を意識してしまうからなんです。
レベル補正ならそんなことを意識せず使えるので今は2つ使ってます。
一つはコントラスト用、二つ目はカラー補正用です。
結構使い勝手がよいので使って見て下さいね。

写真の無断転用は固くお断りします。著作権について
HOME

同じTagの記事を見る

関連コンテンツ


同一カテゴリの記事